こんにちは。西馬込あくつ耳鼻咽喉科院長の阿久津です。
今回は、特に女性に多い鉄欠乏性貧血についてお話しします。
このような症状にご注意ください
だるい、疲れやすい、めまいがする、顔色が悪い、息切れする、動悸がする、爪が割れやすい、髪が抜けやすい、といった症状はありませんか？
もしかしたら、それは鉄欠乏性貧血のサインかもしれません。
厚生労働省の報告によると、生理のある女性の65％が鉄欠乏性貧血という結果が出ています。
鉄欠乏性貧血は、体内に鉄分が不足し、血液中のヘモグロビンが減少することで起こります。
ヘモグロビンは、全身に酸素を運ぶ役割を担っていますので、鉄欠乏性貧血になると、身体の様々なところに酸素が行き渡らなくなり、様々な不調が現れます。
鉄欠乏性貧血を放置すると、血小板が増加し、血栓ができやすくなったり、逆に出血しやすくなることがあります。
さらに、頭痛、視力の低下、目のチカチカ、胸痛、手足のしびれやめまいなどの症状が現れる可能性もあります。
多くの女性は貧血に慣れてしまい、多少の症状があっても気にしないことが多いかもしれません。
しかし、鉄欠乏性貧血を放置すると様々な症状を引き起こす可能性がありますので、適切な対策を心がけましょう。
鉄欠乏性貧血の改善策
食事からの鉄分摂取が重要です。鉄分を多く含む食品としては、
- レバー
- 赤身の肉
- 魚
- 貝類
- 緑黄色野菜
などがあります。
これらの食品を積極的に食事に取り入れるようにしましょう。
また、鉄分の吸収を助けるビタミンCを多く含む食品(果物や野菜)も一緒に摂取すると効果的です。
鉄分が不足している場合は、サプリメントで補うことも有効です。
ご自身の体調や食生活に合わせて、適切な方法で鉄分を摂取するようにしましょう。
気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
鉄について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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