お子さんの様子で気になることはありませんか?
・よく泣く
・注意力がなくなる
・周囲に興味がない
・認知能力の低下や言葉の発達の遅れ
・落ち着きがない
もしかしたらその症状、『鉄』不足かもしれません💦
女性の方であれば、周期の関係で貧血になりやすく鉄不足対策をされる方がいらっしゃるかと思いますが、実は赤ちゃんも鉄不足になりやすいって知ってましたか?!?!
実は生後6ヶ月頃から、母体からもらった鉄は徐々になくなります。そのため鉄不足を放置すると、様々な症状が出てきます。
当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき毎週栄養たっぷりのレシピをご紹介します✨
第1回目の今回は、生後7ヶ月から食べられレバーレシピをご紹介します!塩を増やせば、
大人の方にも食べていただけるレシピになっていますので、レバーを摂取したいという方にもおすすめです🍴
鶏レバーのトマトソース
材料
玉ねぎ 1/2 個 (100 g)
人参 1/4 個 (50 g)
豚ひき肉 50 g
鶏レバー 20 g
トマト 1 個 (200 g)
または トマト缶 1/2 (200g)
塩 1.7 g (全体量の 0.4%)
粉チーズ 大さじ1/2(お好みで)
作り方
1、レバーは、白い筋や血の塊を取り除き食べやすい大きさに切る
2、ボウルにレバーを入れ、やさしく混ぜる途中 3 〜 4 回水を入れ替えて、氷水に 15 分ほどつけ、 血の塊が出てきたらしっかり取り除く
3、沸騰したお湯に、 レバーを入れ 1 分ほど加熱する
4、加熱したレバーを取り出し、5ミリ程のみじん切りにする
※離乳食中期の場合はもっと細かく して下さい
5、にんじん、玉ねぎを5ミリ角に切る(フードプロセッサーなどを使うと便利)
6、トマトは皮をむき5ミリ角に切る
※皮をむくのが面倒だと思われる方はトマト缶を利用していただいても大丈夫です
7、フライパンにひき肉とにんじん・玉ねぎを入れ、軽く炒め、トマトを加えるかき混ぜな がら弱火で5分煮たところにレバーを加え、さらに10分加熱して塩を加える。野菜を指先でつぶせる固さにしてください!
歯茎でもつぶせる固さになったら出来上がりです✨お好みで粉チーズを入れ、ひと混ぜしてください!
うどん、パスタ、ご飯などに混ぜて食べると食べやすいです◎
余ったら冷凍も可能ですので、お子様が気に入ったようであれば多めに作って保管しておくのもいいでしょう。
レバーに関して
必須アミノ酸をバランスよく含み、「栄養の宝庫」といわれるレバー。レバーを食べ過ぎると高脂血症になると考えている人もいますが、マーガリンなどのトランス脂肪酸などが原因になりますので、食べ過ぎなければレバーで高脂血症になる心配はありません。
- なぜレバーは貧血にいいの?
レバーが貧血にいい理由は、まず鉄の含有量が多く、その吸収効率が高いことす。野菜、穀類、海草など非ヘム鉄の吸収率が5%程度であるのに対し、肉やレバーのヘム鉄の吸収率はおよそ20%です。また、レバーや肉などに含まれる動物性タンパク質は、野菜などの非ヘム鉄の吸収を助けます。大根葉やホウレンソウなど鉄分の多い野菜とレバーのコンビは、鉄供給源として最適です。
さらに、レバーはヘモグロビンに鉄を渡す役目をする銅も含んでいます。銅が不足すると、肝臓などの貯蔵鉄が引き出せなくなって鉄が不足し、貧血になります。貧血の治療や予防には銅も必要で、レバーは鉄も銅も含む、まさに貧血予防に効果的な食品なのです。
- どうして赤ちゃんからレバー?
赤ちゃんはママのお腹の中にいる妊娠後期ごろから胎盤を通じて鉄分を吸収しており、生まれてすぐはおっぱいやミルクだけで成長していくため、溜め込んだ貯蔵鉄から不足分の鉄を補っています。
しかし生後6ヶ月〜9ヶ月ごろになると貯蔵鉄が足りなくなってきます。そのため離乳期貧血とも呼ばれる貧血症状が赤ちゃんに見られるケースもあります。
- レバーの見分け方は?
鮮やかな赤、深いワインレッド、ツヤがあるものが新鮮なものです。最初は臭みが少なく鶏レバーから始めることをおすすめします!
- 乳幼児へのレバー目安量
離乳食中期(生後7〜 8ヶ月):10g
離乳食後期(生後9 〜 11ヵ月 ) :10g〜15g
離乳食後完了期(1〜1歳4ヶ月) :15g〜 20g
- 離乳食時おすすめの大きさ
離乳食中期:ペースト状
後期:みじん切り
完了期:粗みじん切り
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、大人だけではなく赤ちゃんも貧血になっている可能性があります。赤ちゃんはママのお腹の中にいる妊娠後期ごろから胎盤を通じて鉄分を吸収しており、生まれてすぐはおっぱいやミルクだけで成長していくためため込んだ貯蔵鉄から不足分の鉄を補っています。しかし、生後6ヶ月〜9ヶ月ごろになると貯蔵鉄が足りなくなってきます。そのため離乳期貧血とも呼ばれる貧血症状が赤ちゃんに見られるケースもあります。
レバーは臭みやクセがあることから、大人でも苦手な方が多いです。しかし、しっかりと処理をして野菜はフードプロセッサーなどのみじん切りの機械を上手く使うことによって短時間でもできるように工夫すると楽に作ることができます。ご両親がレバーが苦手でしたら、お子さんと同じものを食べて少しでも克服できれば一緒に栄養を摂ることができます。ぜひ、お試しください。