いつも西馬込あくつ耳鼻咽喉科のブログをご覧頂き、ありがとうございます^ ^
本日のテーマは「髪」についてです。
〜当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき、栄養たっぷりレシピをご紹介しております。〜
過去のレシピに関してはこちらよりご覧ください。
「髪は女の命」
髪のコンディションでその日の気分や、やる気スイッチに影響を受ける方は意外と少なくないと思います。
そして巷では男性は本能的に髪の綺麗な女性に惹かれる、と言われているのをご存じでしょうか。
例えば女性が髪を耳にかける姿を見るとドキッとしたり、男性よりも髪が長い女性の髪にまつわる仕草や香り、清潔感のある髪などに色気を感じるそうです・・・(単純ですね〜)
美髪とは
「ツヤや潤いがあり、健康的な髪であること」
健康的な髪とは
「髪の毛一本一本が太く、弾力がある」
「髪がきれいだと美しく見える?」
人の第一印象は、7秒で決まるといわれています。髪は顔の中でも大部分を占めており、
髪が綺麗=清潔感を感じる=美人
と、特に男性諸君は本能的にイコールが成り立っているようです。(なんて単純)
髪の状態次第で、見た目の印象が大きく変わるのは事実のようです。
◇髪の健康を保つスパイス◇
唐辛子
唐辛子の成分であるカプサイシンにより全身の血行が促進され、頭皮や毛根の働きが活発になり育毛効果が期待できるといわれています。
にんにく
ニンニクにはアリシンという成分があり、血行を促進して細胞に栄養と酸素を運んでくれます。
しょうが
体を温めて血行を促進し、肌や髪を作る細胞に栄養を送る末梢血管の血流を改善します。
コリアンダー
髪の成長を促すハーブとして最もよく知られているものの1つです。
シナモン
シナモンの成分であり、育毛をサポートするものとしてシンナムアルデヒドが含まれています。血管に作用して血行を促進、血管を修復する働きもあります。血液の流れが良くなることで頭皮の血流も良くし、抜け毛を防ぐ効果も期待できます。
クミン
髪の成長に加え、フケをなくし白髪を予防してくれる効果が期待できます。
ターメリック(ウコン)
有害物質を排出して大切な肝臓を守る解毒作用、デトックス効果が認められています。傷ついた細胞を修復して元気にさせる働きもあります。サラサラのツヤ髪にも効果が期待できるといわれています。
サフラン
クレオパトラも愛用したと言われるほど美容成分が高く、アンチエイジングだけではなく抜け毛予防にも効果的と言われています。
赤パプリカ
紫外線を浴びた頭皮ダメージが緩和され、健康な髪の毛を生やしやすい頭皮を保ちます。
普段食べている食事のバランスを意識するだけで髪の毛が変わってきます。
髪のトラブルを招くのは髪の毛の栄養不足が主な原因と言われています。
髪の毛の約95%はケラチンと呼ばれるタンパク質です。食事からタンパク質などを取り入れて髪に栄養を与えてあげることが美髪を作るためには必要です。
食事などから取り入れる栄養が髪にいき届かなくなると抜け毛が多くなったり白髪が増えたり薄毛になったりします。
高カロリーで脂肪の多い食事をとってばっかりいると生活習慣病だけではなく髪や頭皮にも食べ物が影響を与えます。
野菜や果物が少なくカロリーの高いバランスの悪い食事を続けていると健康な髪が生えづらいだけではなく抜け毛の原因になることもあります。
ーー髪に良い栄養素とは?ーー
タンパク質
髪の主成分はタンパク質です。体内で生成されないので食事などから取り入れるしかありません。タンパク質不足になると髪の毛にまで栄養が行き届かなくなります。
ビタミン
タンパク質を無駄なく吸収するためにはビタミンが欠かせません。タンパク質だけではなくビタミンを適量取り入れることでタンパク質をより有効に使うことができます。
亜鉛
細胞の新陳代謝を活発にしてタンパク質の吸収を高めてくれるので、髪や体の成長を促し健康な髪を作ります。
イソフラボン
肌のターンオーバーを活性化する働きがあるため髪の成長には欠かせません。
本日の一品:髪が喜ぶ!麻婆豆腐
=作り方=
◎材料(2人分) 豆腐1丁 (300グラム) 豚ひき肉 80グラム 長ネギ 3センチ 片栗粉 大さじ1程度
◎調味料 すりおろし生姜 1/2かけ分 すりおろしにんにく 1/2かけ分 味噌 大さじ1 しょうゆ 大さじ1/2 砂糖 小さじ1 酒 小さじ1
1 豆腐を1センチ角切りにして茹でた後、水気をふき片栗粉をまぶす。
2 長ネギを小口切りにする。
3 豚ひき肉と調味料を合わせる。
4 耐熱ボウルに3、長ネギ、水100ccを入れ、ラップをかけて600wの電子レンジで3分加熱する。
5 4をお箸などでよく混ぜ、1を加え再度ラップをして600w4分加熱したら完成!
食材豆知識:「絹とうふと木綿とうふ」
絹と木綿、皆さんはどちらがお好みですか?料理によっても使い分けたりしますよね。今回は栄養素の観点からこの絹と木綿の違いについてご紹介していこうと思います。
それぞれの持つ代表的な栄養素を数字で比べてみました。
絹豆腐/300g(一丁) | 木綿豆腐/300g(一丁) |
タンパク質:14.7g | タンパク質:19.8g |
炭水化物:6g | 炭水化物:4.8g |
脂質:9g | 脂質:12.6g |
168kcal | 216kcal |
絹どうふにはビタミン・ミネラルではビタミンKと銅の成分が多く、木綿豆腐は植物性タンパク質やカルシウムなど大豆本来の栄養素が絹とうふに比べてより多く摂ることができるようです。
特に成長期のお子様にはタンパク質やカルシウムがより摂れる木綿とうふをオススメします。
最後に・・・
剛毛さん軟毛さん、あなたはどちらのタイプですか?(わたしは量の多い剛毛です)
例えば、日常的に使っているシャンプー。これをご自身の毛質に合ったものに変えることで、普段のケアがとっても楽になることも!
■剛毛さん・・・オイル系やアミノ酸系のシャンプー、保湿成分配合のものがオススメです。 剛毛さんには合わないシャンプー(石鹸系のもの。成分は洗浄力が高いという特徴があります)は、さらにゴワゴワさせる原因になりますので、柔らかく仕上がるオイル系やアミノ酸系に変え、トリートメントでの保湿を意識してみて下さい。
■軟毛さん・・・ハリやコシを与えるためにノンシリコンシャンプーや、ケラチン配合のも、アミノ酸系のもを選んでみて下さい。ケラチンとは、細胞骨格を構成するタンパク質の仲間で、髪の中の大半はケラチンで占められています。その密度を高めることで、ハリやコシが出てボリュームUPに導きます。
※アミノ酸系シャンプーとは、洗浄成分が穏やかで髪と頭皮に優しいシャンプーの事です。
そして髪を洗った後は必ず!完全に髪を乾かしてくださいね。髪は濡れるとキューティクルが開き、自然乾燥をしてしまうと開いたキューティクルが閉まらずパサパサした状態で乾きます。すると、髪の開いたキューティクル同士が擦れあい、枝毛が絡まり、ダメージの原因となってしまう恐れが。
普段からヘアケアを怠らず、お食事にも積極的にスパイスを取り入れて美髪を手に入れましょう!
もっと詳しく知りたい等、当院の栄養外来にて是非ご相談下さい→こちら