いつも西馬込あくつ耳鼻咽喉科のブログをご覧頂き、ありがとうございます^ ^
本日は、
・「体の中から!キレイを手に入れる」
・「漬け込み便利!ターメリック入りタンドリー風チキン」
についてご紹介します!
当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき栄養たっぷりレシピをご紹介しております。
過去のレシピに関してはこちらよりご覧ください。
高い美容液を使ってもなかなか肌がきれいにならないと悩んでいませんか?
外からだけではなく、身体の中からきれいを意識することが必要です。
家事や仕事、育児や人間関係などのストレスの影響も関係あると思いますが、食生活はどうでしょうか?
肌のトラブルの原因は食生活が深く関係しているのかもしれません。
肌は周期で古いもの、新しいものが入れ替わります。肌を作る細胞が老化してしまうと、新しい細胞を生み出す力が衰えてしまい、肌のシワ、くすみ、たるみなどが目立ち始めます。
そこで今回は肌の細胞を元気にするスパイスの紹介です。
肌を元気に!若返りスパイス8種類
・ターメリック(ウコン)
クルクミンというウコンに含まれる黄色い色素成分は抗酸化力と有害物質を排出して肝臓を守る解毒作用、デトックス効果が認められて美肌にも効果が期待できます。うがい薬や火傷の治療薬として古くから活用されてきました。有害物質、ストレス、活性酸素などで傷ついた細胞を修復して元気にして血行を促進しお肌にツヤを与えます。インドやマレーシア、インドネシアなどでは女性がターメリックを肌に塗る習慣があります。
・シナモン
毛細血管の老化防止および修復効果が期待できます。人の体の血管のうち99%は毛細血管であるといわれています。
シナモンの内皮が、体に刺激を与え血行促進、血圧降下の作用を持つ事はインドや中国、ヨーロッパの医学でも古くから知られています。
毛細血管は肌を作る細胞に栄養と酸素を届ける役割があります。血管の働きが加齢などによって弱まると血流が悪くなり、肌に栄養が行き届かずシワやシミ、たるみを引き起こす原因になります。血管が丈夫で滞りがなければ、肌や肌を作る細胞に栄養と酸素を十分に届けられるので肌の老化を予防してくれます。
・にんにく
新しい細胞を作り出す力を高めるビタミンB 6が豊富です。抗酸化作用と抗菌力があり、体内で発生して細胞を傷つける活性酸素や悪玉コレステロールを減らすアリシンという成分を持っています。アリシンは強力な殺菌作用があり、疲労回復から脳の活性化まで幅広く役立ちます。血行を促進して細胞に栄養と酸素を運んでくれます。
・生姜
生姜には、ジンゲロールやショウガオールという免疫力や抗酸化力を高める働きを持つ成分が含まれています。体を温めて血行を促進し、胃腸を活発にして胃を健康にします。肌を作る細胞に栄養を送る血流を改善します。
・パプリカ
カプサイシンという赤い色素であるカロテノイドの一種が大量に含まれています。カプサイシンの強力な抗酸化力が細胞の老化を防ぎます。カプサイシンの善玉コレステロールを増やす働きで、血管の内側に汚れた脂質がこびりつかないようにして、血管の流れを良くします。
・セージ
殺菌力に優れています。古代ローマ時代から免疫を補う薬草として利用されていました。爽やかな香りはイライラを沈め、やる気を出す効果があり、頭をスッキリさせて集中力を高めます。粘膜保護作用や抗酸化作用がある成分ロスマリン酸が含まれているため肌のアンチエイジングに効果が期待できます。
・ナツメグ
体を温める働きに優れています。脾と胃を温めて発汗を促すなどデトックスや若返りにも効果があるとされています。
・コリアンダー
ビタミンCやビタミンE、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。特に吹き出物やニキビの治療などにも用いられています。デトックス効果もあり、腸内に溜まったガスの排出も促します。抗酸化作用にも優れておりシミやシワなどの肌の老化を阻止してくれます。
美肌効果のある栄養素
発酵食品
腸内環境を整える効果があり、便秘による肌荒れを改善する効果に期待できます。
タンパク質
筋肉や臓器、肌など、体の主成分として重要な栄養素です。
ビタミンA
肌の表面や皮膚の粘膜を健康に保つために必要になります。
子供の成長にも欠かせません。
ビタミンC
美肌といえばビタミンCは有名ですよね。
肌に紫外線が当たると肌の内部にダメージを与えますが、それを防御しようさとするのがメラニンです。ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。ホルモンの合成を促進したり鉄の吸収を助けたりもします。
ビタミンE
主に細胞膜に存在しています。そのため肌のトーンが明るくなり美肌効果につながります。また抗酸化作用を発揮する栄養素なのでアンチエイジングにも効果的です。
ビタミンB6
肌にハリや潤いを与えてくれます。老化の予防といってもいいですね。タンパク質の代謝に関わり肌や神経を正常に保ちます。月経前症候群やつわりは、ビタミンB 6をとると症状が和らぐといわれています。生理前や妊娠中は意識して摂ると良さそうです。
美容に効果的!おススメ食材
- 魚
- 卵
- 大豆
- チーズ
- ヨーグルト
- アボカド
- にんじん
- かぼちゃ
- トマト
- ほうれん草
- ブロッコリー
- 玉ねぎ
- さつま芋
- アセロラ
- いちご
- レモン
- りんご
- 柿
- キウイ
- スイカ
- マンゴー
- ナッツ
- 海藻類
- しめじ
- 舞茸
- こんにゃく等
それぞれの食品に肌に良い栄養が入っています。1つの食材だけを摂取するのではなく、普段から積極的にバランスよく食べることが大切です。
本日の一品:漬け込み便利!ターメリック入りタンドリー風チキン
=作り方=
■材料(2人分) 鶏肉 300グラム ■漬け込み調味料 プレーンヨーグルト 大さじ1 トマトケチャップ 大さじ1/2 砂糖 小さじ1/2 ターメリック 小さじ1/2 カレー粉 小さじ1 ニンニクのすりおろし 1/2かけ分 塩 1グラム
鶏肉を食べやすい大きさに切りzip付きの袋または、ポリ袋などに漬け込み調味料を入れ混ぜ、鶏肉を加えて揉み込み袋の空気を抜いて口を閉じ漬け込む。
オーブンの場合
鉄板にクッキングシートを敷き、鶏肉についた調味料を軽くぬぐい並べる。予熱で230度、20〜30分ほど焼く。
フライパンの場合
フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉の汁気を軽く向かって並べる(つけだれはとっておく)
3分ほど焼き、こんがりとしたら裏返し、弱火にして蓋をし2分ほど焼く。残ったつけだれを加えて炒める。
ワンポイント
- タンドリー風チキンは冷蔵庫で半日以上寝かせてください。
- オーブンでもフライパンでも鶏肉についた調味料は軽く拭ってから焼いてください。焦げ付きの原因となります。
- ターメリック、カレー粉が入っていますが、辛くなく食べやすい味になっています。
食材豆知識:「むね肉ともも肉」
ー鶏もも肉ー
程よく脂肪分があり、タンパク質・鉄分・ビタミンB2を多く摂れる部分。
調理では出汁の役割も果たし和食には欠かせない存在!
ー鶏むね肉ー
鶏はよく胸を動かすため締まった肉でタンパク質が豊富。糖質やタンパク質、脂質をエネルギーに変える作用があるナイアシンが多いのも特徴です。
調理前にフォークで全体を刺しビニール袋に水・塩・砂糖を溶かし入れ揉み込むと加熱後もしっとりした食感になるようです。
最後に・・・
加齢とともにシミやシワ、たるみなど多様な変化が起こることは自然なことです。
それでも意識的に身体にとっていい食べ物や飲み物を習慣づけ、身体の内側からもアプローチをすることでリスクを抑えることは可能です。外食やコンビニ食が多い方は一度自身の食生活を見直してみることをおすすめします。
より詳しく知りたい、生活習慣を見直したい等、当院の栄養外来にて是非ご相談下さい→こちら