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今回もビタミンAの紹介です。
・「ビタミンA③」
・「温野菜！急な来客にかんたん・嬉しい！チーズフォンデュ」
当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき、毎回栄養たっぷりのレシピをご紹介しております。
前回の記事はこちらよりご覧ください。
欠乏すると？
免疫力が低下するため、様々な感染に弱くなります。
ビタミンA欠乏症の初期症状として暗闇での視力調整がうまくいかなくなり、夜間などの暗いところで目が見えにくくなる夜盲症などを起こすことも。
症状の悪化にはドライアイ、目の充血、結膜炎、視力低下などがあります。
夜盲症は放置すると、角膜が乾いて、うろこ状に変性し潰瘍が作られ、重症化すると失明に至ります。
ビタミンA不足による初期症状
・疲れやすい
・顔や髪にツヤがない
・薄暗いところで目が見えにくい
・肌が乾燥する
・風邪をひきやすい
・のどや胃腸が弱くなる
など。
長期に渡るビタミンAの不足
・骨端骨形成不全
・発育障害
・感染抵抗性減弱
などを引き起こします。
先進国では食事内容や栄養状況が高い水準にあるので、食事の不足が原因となって深刻なビタミンA不足は少ないのですが、発展開発途上国では食事からの摂取不足により、ビタミンA欠乏症が引き起こされることがあります。特に発症のリスクが高いのは、途上国の乳幼児と妊婦です。
妊娠中の場合、ビタミンA欠乏症は、胎児の発育にも影響及ぼし、発育・形態異常が起こりやすくなるとされていて消化管の粘膜が角質化すると、栄養成分がうまく吸収できなくなるため、子供の発育障害を引き起こす可能性があります。
無理なダイエットや、不規則な生活などから、日常的に体の不調がある潜在的なビタミン欠乏症になるケースも増えています。
世界的に、ビタミンA不足が子供が失明する1番の原因だと言われています。
ビタミンAは生殖機能にも関与しており、生殖細胞の維持に悪影響が出るとされています。
・卵巣の成長や卵子の形成障害
・精子の形成障害
・生理不順
・性腺萎縮
生殖細胞への悪影響が不妊症につながるとする指摘もあります。
過剰摂取すると？
ビタミンAは肝臓に貯蔵されます。
脂溶性ビタミンと呼ばれ、尿中に排泄できないために身体の中に蓄積されます。
次第に吐き気、頭痛、発疹、下痢、皮膚の荒れ、体重減少、脱毛などの症状が現れ、骨粗鬆症や肝機能障害を引き起こすおそれもあります。
極度の過剰摂取による急性中毒では、死に至る場合もあります。
過剰性の心配があるのは、レバーなどの動物性やサプリメントからの摂取です。緑黄色野菜や果物などに含まれるカロテノイドには害がないため問題ありません。
妊娠中はビタミンA過剰摂取により、胎児奇形の可能性があるので、注意する必要があります。
特に妊娠3ヶ月までの妊娠初期に既成ビタミンAを過剰に摂取すると、胎児の奇形の発症率が高くなることが知られています。特に妊娠初期のビタミンAの過剰摂取については注意することが必要です。
サプリメントなどでの過剰摂取は注意が必要です。
食品の中ではレバーに多く含まれている
妊婦さんは鉄不足になりやすくその予防策として鉄が多く含まれるレバーをたくさん食べる人がいるようですが、実はレバーには大量のビタミンAが含まれています。
私も妊娠中に鉄不足になり、病院で鉄分としてレバーを食べるようにいわれてレバーをよく食べていました。ビタミンAを摂る時は適正量を守ることを心がけてください。
本日の一品：温野菜！急な来客にかんたん・嬉しい！チーズフォンデュ
□材料(2人分) ブロッコリー 1/2房 じゃがいも 1個 人参 1/4個
1、ブロッコリーは小房に分ける。茎は皮は固いので厚めに切り1センチの程度の棒状に切る。
2、耐熱容器に1、水大さじ2を入れ、ふんわりとラップをかけ電子レンジ600W2分加熱する。
3、じゃがいもは、1センチのいちょう切りにする。にんじんは5ミリほどの輪切りに切る。
4、耐熱容器に3、水大さじ2を入れ、ふんわりとラップをかけ電子レンジ3分30秒加熱する。
□材料 ピザ用チーズ 150グラム 豆乳 50グラム おろしニンニク 小さじ1/4 片栗粉 小さじ1/2 塩 1グラム
1、耐熱容器に全ての材料を入れて混ぜ合わせ、ふんわりとラップをかけ電子レンジ600W1分加熱する。
2、1を取り出し、なめらかになるまで泡立て器などで混ぜる。
3、2にラップをかけずに600W1分加熱して、よく混ぜ合わせる。
＊お好みでバゲットやミニトマト等をつけてもおいしいです。
栄養士の大塚先生より一言：
電子レンジで手軽にできるのに彩りもよく、おもてなし料理にも使えます。
ちょっとしたパーティーなどにもおススメ！野菜があまり好きではなくてもチーズフォンデュがあるのでお子さんも喜ばれますね！野菜の大きさ、電子レンジの種類によっても若干、加熱時間が変わってきますので様子を見ながら加熱時間を変えられてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
生活習慣の見直しや改善、ご自身に必要な栄養素を知りたいなど、一人ひとりに合った改善方法を提案します。お気軽に当院の栄養外来にてご相談ください！
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