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前回、前々回とご紹介したビタミンEの続きです。
・「ビタミンE③」
・「電子レンジでできる‼︎簡単♪ぶりの塩ダレ」
当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき、毎回栄養たっぷりのレシピをご紹介しております。
前回の記事はこちらよりご覧ください。
ビタミンEを過剰に摂取
天然の食品からの摂取であれば耐用上限量を超えるほどのビタミンEを摂取する事はほぼありません。
サプリメントを飲む方がいますが、その場合食品に比べてビタミンEが多めなので
服用方法を誤ると過剰症を引き起こすことがあります。
(過剰摂取とは、ビタミンEの摂取量が1日600〜800ミリグラム以上になる場合です。)
症状として頭痛、かゆみやほてり、むくみを引き起こす可能性も。
また、骨粗しょう症を起こすリスクもあります。
骨粗しょう症とは骨の中がスカスカになる状態です。骨がもろくなるため、骨折などのリスクが高まります。骨の生まれ変わりバランスが乱れて骨量が減少する可能性もあります。高齢の女性や小柄な女性は特に注意が必要です。吐き気、下痢、筋力の低下やめまい、胃の不快感が起こる場合もあります。
抗酸化作用があるので疲労感の元となる活性酸素を防いでくれます。しかし、過剰摂取によってかえって疲労感が増してしまうこともあります。
血が固まりにくくなり出血しやすくもなるため、血が止まらないなど危険なケースもあります。
妊婦の方がビタミンEを摂りすぎると早期の破水や腹痛などのリスクが高まると指摘されているので注意が必要です。
色々といいましたが、基本的にビタミンEは体に必要な量の吸収をコントロールするため、副作用はほとんど起こりません。
細胞膜など脂肪のある部分に分布するため、1カ所ではなく、全身に吸収され、尿中、糞便中、皮脂腺から排除される働きがあります。
ビタミンEが不足するとどうなる?
ビタミンEの不足は、血行不良、冷え性、頭痛、肩こりなどを引き起こすほか、
シミやシワなどの原因にもつながります。
抗酸化力が低下することで、肌を紫外線などの刺激から守りにくくなり肌が刺激を受けやすくなります。
ビタミンEが不足すると、体内での酸化が進む際、赤血球への影響が著しいため、ビタミンEの欠乏が貧血を引き起こす原因となります。
赤血球の細胞膜が活性酵素により破壊され、酸素の供給が不十分になり、貧血症状が現れます。
動脈硬化やがん細胞が増加するリスクが高まります。
血行障害が起こり、動脈硬化を引き起こす可能性があります。心臓病、脳卒中、冷え性などの原因にもなるとも言われています。
本日の一品:電子レンジでできる‼︎簡単♪ぶりの塩ダレ
□材料 ぶりの切り身 2切れ 玉ねぎ 1/4個(80グラム) □塩ダレ 長ネギみじん切り 3センチ分 おろし生姜 小さじ1/2 塩 1グラム程度 ごま油 大さじ1/2
1、ぶり切り身にひとつまみの塩(1グラム〜2グラム程度)分量外を両面にふり10〜20分ほどおく。表面に出てくる水分をキッチンペーパーなどで拭き、半分に切る。
2、玉ねぎを薄切りにし、耐熱容器に1、2、合わせた塩ダレを入れる。
4、ふんわりとラップをして600W3分20秒加熱したら完成です。
栄養士の大塚先生より一言:
ぶりの旬は12月〜3月です。
冬の寒ぶりは身が引き締まって脂ものっていて美味しいです。
ビタミンEも豊富です。ごま油を使うので効率よく体内に吸収することができます。
さっぱりとしていて、食欲がない時にも食べやすいので、よかったら作ってみてください。ビタミンEは一度にたくさん摂るのではなく、回数をこまめに摂るのがお勧めです。サプリメントでビタミンEを摂る場合は、食後が良いです。吸収がゆっくりになるので持続して吸収されていき、無駄なく吸収されます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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