クリニック×ITで描く社会貢献のビジョン: 一般社団法人TREEの挑戦

一般社団法人TREEは「医療を通して、子育て世代が光り輝く社会を創る」をミッションに掲げる法人です。2018年に西馬込で開業し、医療と子育て支援を提供しながら、地域社会に貢献して参りました。

今後は、分院展開、予防医療、オンライン診療の強化、発達障害児の支援、地域医療の充実を計画しています。SNSを活用した地域貢献や健康意識の向上にも注力し、質の高い医療サービスと社会貢献を目指します。

今回は、システムエンジニアとしてTREEのIT化、DX化を推進するKさんにインタビューを実施。TREEの魅力や求める人材像について語ってもらいました!

プロフィール

大学で機械工学を学びメーカー勤務後、IT業界へキャリアチェンジ。機械学習エンジニアとしての経験を積んだ後、2023年にTREE入職。経営企画室にてクリニックのIT化を推進する。

ITの魔法でチームに貢献
――Kさんのこれまでのキャリアを教えてください。

小学生の頃から職人気質で、創作への情熱を美術や工作で燃やしていました。また、ゲームが好きだったのと、病院にかかることが多かったので、当時の夢はプログラマーか医師でした。

高校では、いわゆる「男子が好きそう」な飛行機や車に関心が移り、理系に進ました。大学では流体力学に出会い、空気や水の流れの謎を解き明かす魔法のような感動を覚えました。卒業研究では液体の流れをシミュレーションするプログラムを書きました。

その後、設計エンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、ある日セミナーでディープラーニングに出会い、Pythonを使ってデータ分析の勉強に熱中しました。大量のデータを使って未来を予測する技術は、まさに魔法ではないかと感じました。ご縁があって、IT企業に転職し機械学習エンジニアになりました。

それから、さらなるご縁があって、TREEのメンバーからお誘いをいただき、理事長のお人柄やビジョンに共感し、TREE入職にいたりました。

――入職後はどのような業務に携わりましたか?

TREEの最初のエンジニアとして、「ITに関することなら何でも」というスタンスで業務に取り組んできました。最初はIT資産の整理、LAN配線の整備、新しいノートパソコンの選定などの基本的なタスクから始め、IT関連のトラブルが発生すれば即座に対応してきました。

次第に、私の業務はエンジニアリングの領域にも拡がり、競合分析やダッシュボードの作成、職員専用サイトの構築、AIを使った感情分析、Google Apps Scriptでの業務効率化ツールの開発など、多岐にわたってITを駆使しています。「Kさんはマジシャンですか?」と言われたこともあり、その言葉は今でも心に残っています。

現在は、TREEのさらなる成長を支えるためのデータベース構築や、ChatGPTを含むAI技術の導入を主な業務として取り組んでいます。もちろん、日々の業務の中で「Kさん、助けて」と声がかかれば、どんな時も駆けつけます。

求めるのは「チームワーク」を大切にできる人材
――TREEで活躍できるのはどんな人だと思いますか?

チームワークを大切にできる人だと思います。これはエンジニアに限らず、TREEのすべての職種に言えることです。

TREEでは、医師、看護師、医療コーディネーターなど医療現場を支えるスタッフに加え、人事や広報、私のようなエンジニアなど、幅広いメンバーが集まっています。TREEでは職種の垣根を越えて、1つのチームとして機能することが求められます。チームのメンバーを思いやり、感謝の気持ちをもってチームワークを発揮することが大切です。

昨年、私たちのクリニックでネットワーク障害が発生し、クラウドベースの電子カルテシステムがほとんど使えなくなってしまいました。これはクリニックにとって大きな問題でしたが、全スタッフがそれぞれにできることを見つけ、積極的に対応しました。医療コーディネーターは患者さんの案内や受付を続け、医師や看護師はローカルのシステムを使って診察を続けました。私自身は通信事業者と連絡を取り、問題解決に努めました。この時、スタッフ一同が一丸となって前向きに取り組み、文句一つ言わずに問題を乗り越えました。まさに、TREEの真髄ここにあり、といった出来事でした。

自由な発想で未来を創造する
――Kさんが考えるTREEの魅力を教えてください。

未来を見据えて、自由な発想で地域社会に貢献できる点です。

私たちは、医療を含む多岐にわたる事業を通じて地域社会への貢献を目指しています。このビジョンを実現するために、スタッフの一人ひとりが持つアイデアを尊重し、毎日コツコツと前進しています。

例えば、医療コーディネーターたちは、ヨガインストラクターや保育士といった多様な経歴を持ち、地域の皆さんに喜ばれる活動を企画・実施しています。季節ごとのイベントやヨガ教室、授乳教室の開催も予定しています。

エンジニアにとっては、TREEのビジョンを実現するためのシステム開発が大きな仕事です。予算や使用者の使い勝手を考慮しつつ、創造的なアイデアを形に変えていく環境は、なかなかないのではないかと思います。

――今後の展望について教えていただけますか。

クリニックの新しい分院やトレーニングジムのような施設を開設する予定があり、これらのプロジェクトを成功させるために、全スタッフが力を合わせて取り組んでいます。

組織の規模拡大に伴い、新たな人材の採用にも注力しています。今月には、心強い労務担当者が私たちのチームに加わってくれました。今後も、私たちのビジョンに共感し、一緒に働く新たな仲間を迎え入れていきたいです。

技術面では、新しい分院のためのシステム選定や、ChatGPTの活用拡大、そしてデータベースの基盤を構築するプロジェクトが主な焦点となります。

チームを尊重し、新しい挑戦に前向きな人に向いている仕事

――働く環境についてはいかがですか?

みんな元気で明るく、優しいスタッフばかりです。コミュニケーションが活発で、支えあう文化があります。子育て中のスタッフも多く、実際にリーダーの一人は2人の子どもを持つお母さんで、家庭と仕事の両立を実践しています。スタッフ間の強い連携により、クリニック運営がスムーズに行われています。

理事長は、スタッフのアイデアや意見を大切にし、それぞれの声に耳を傾けるリーダーシップを発揮しています。また、健康を最優先に考える理事長の方針のもと、栄養採血や健康的なお弁当の提供など、スタッフが健康に働けるような支援策も充実しています。

――どのような人がTREEに馴染みやすいと感じますか?

私たちのビジョンに共鳴し、チームワークを大切にし、新しい挑戦に積極的に取り組むことができる人が特に馴染みやすいです。

ここでは、全員が一つの目標に向かって力を合わせています。そのため、ビジョンへの共感は仕事をする上での大きなやりがいにつながります。

また、さまざまな背景を持つメンバーと協力しながら働くため、チームスピリットを持っていることが重要です。

そして、新技術の導入にも前向きで、時代の変化に柔軟に対応できる方だと、とても馴染めると思います。

――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

TREEは職員一人ひとりが輝きながら、地域社会の健康と発展に貢献するチーム組織です。私たちと一緒に、地域社会の明るい未来を創っていきませんか?当法人に興味をお持ちくださった方は、ぜひお気軽にご連絡ください!